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Bland New Tea☆Time♪

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Phantasy Star Online Destiny 本編06話pso-novel

「秋の収穫」
森エリア1…

エリスと兄K'sと妹ミミのマリアの4人で今日は森で散歩がてらに依頼をこなしにやってきたのであった。
今回の依頼は次の通りだ。

「秋の収穫」
依頼主:総督府
依頼内容:
 惑星ラグオルでの食料調達を頼みたい。
出来るだけ多くのサンプルが欲しい。
報酬:1000メセタ


パイオニア2から転送装置をくぐりラグオルの地表にたどり着いた瞬間、今までとは雰囲気が違っていた。
原生生物の殺気が今までより強力になっている…?
 そう思った瞬間、地中よりブーマの群れが襲い掛かる。
エリスの足を掴もうとと地中からびだした腕をとっさによけるが、別のブーマの一撃を食らい倒れてしまう。
さらに追撃をくらわそうとするブーマに向かって、K'sのセイバーを構えての突進でブーマを弾き飛ばす。
 「…!?刺さらない?」
立ち上がり他のブーマの攻撃をよけつつ反撃をくりだすが、ガードされた。
 「何こいつら?ノーマルの速さじゃない…ハードなまでに強くなってる?」
エリスのいう通り原生生物の強さが強くなっていた。
 「面白いじゃないかな!」
 K'sがニッと笑うと、胸に下げている銀時計が光輝く。
ミミの銀時計も主の銀時計も共鳴するように光り輝いていた。
その状態に恐れをなしたのか一瞬たじろくブーマ達であったが、意を決してK'sに襲い掛かってきた。
 ブーマに覆いかぶされ姿が見えなくなったその瞬間、青の流線が2つ流れる。
ブーマの群れを細切れに切り刻み、そしてミミの周りに現れたブーマは燃え尽きていた。
 2人が新しく持っている武器…それは…
K'sが持つダブルセイバーの上位版の「ツインブランド」
ミミが持つのは紅き炎を宿した真紅の杖「炎杖 アグニ」
エリスとシャトは、あの銀時計がこれらの変化をもたらしているのだと直感した…。
 その瞬間、森の奥の方から叫び声が聞こえてきた。
 「みわちゃのおばかー!」
 「ばかばかー!」
 「く…くわれますに〜…」
 「な〜!?」
 謎の4人の叫び声…事態の緊急性を感じそ全員で、その方向に向かって走り出したのであった…。


 突如の悲鳴に急ぎ足でその現場に向かったエリス達一向であるが、漂ってきた匂いは…
きのことバターの焼けるおいしそうな匂い。
状況が掴めず、ぽかーんと口をあげて眺めていた。
頭をかじられたキノコ頭のフォニュエ?が泣いている。
 「ひ…ひどいですに〜…」
嘔吐と幻覚作用がでているのか、ラリっている3人…
 「ん…こりゃベニテングタケだな」
顎に手をやり、状況を確認する兄K'sであった。

…ベニテングタケ…(猛毒)
 美味で名高いタマゴタケと似ていて、間違いやすい。
傘の下のつばや柄がタマゴタケは橙黄色であるが、これは色が白っぽいのが見分け方。
 色が綺麗でヨーロッパの挿絵に登場するのはこの茸。
毒性があり嘔吐と幻覚作用を引き起こす。
また、ワライタケの一種であるベニテングタケは、顔面がひきつった笑顔の状態にもなる。

注意!毒キノコを食べるのは自己の責任でお願いします。

 「アンティで治るかな〜?」
 「おうよぉ!やってみるかぁ!」
心配そうな声をあげるマリアと対照的に、袖を捲り上げて気合をいれるミミ。
 「アンティ!」
浄化の光が3人を包み込み、癒される。
 「なー!? ・w)ノシ ぺしぺし」
突如、腕を振り回し暴れるハニュエールとレイキャシール達。
 「あわわ…」
 「こりゃ、だめだな。」
あばれるレイキャシールを羽交い絞めにして、抑えるエリスとK'sであった。
 「みわちゃのおばか…もっとちゃんと火を通さないと…」
赤い色のレイキャシールと黒色の服を着たハニュエールははそれだけ言って気絶した。
 「アンティLV1じゃ毒は消せても、混乱(今:幻覚作用)とかの状態異常は治せないみたい〜…」
マリアとミミは肩を落としそう告げた。
 「…しかたありませんに〜…栽培者のとこまで連れていけばなおるかもしれませんに!」
頭を3箇所かまれているキノコ頭のフォニュエはそう告げた。
 「私はsilkyですに!よろしくですに♪」
兄K'sはそれを横目でみながら呟いていた。
 「ベニテングタケは一日一本を限度として、焼いて食べるか茹でて塩漬けにして三ヶ月以上寝かせて
  雑煮やうどんにいれて食うとおいしいらしいぞ〜」
 「ひぃ…」
silkyは口に手をあてながら顔を青ざめてそう呟いていた。


森エリア2…

 silkyの案内で森エリア2に入り、指差しで向かう場所を示す。
シルキーが指差す方向…それはセントラルドームであった。
先日のドラゴンとの激闘を思い出し名がら、その場所を見上げる。
「セントラルドームの裏側の所にいますにー!」
胞子をまきちらしながら、シルキーは走り出す。


セントラルドーム裏側…

 日の光の当たる時間の少ないのかその場所は、湿り気があった。
 「おちつきますにぃ〜…」
座り込んだsilkyの頭から胞子が飛び立ち落ちた胞子から小さなsilkyが芽を出し始めた。
 「うわっ!」
 エリスが驚いたのも無理もない。
silkyが生えてきたのもそうだが、かじられた部分がものすごいはやさで再生を始めていたのだった。
 その時、森の奥から2人の男女がでてきたのが見えた。
金髪を三つ編みに束ねたヒューマーと赤服に青髪に赤い帽子をかぶったフォマールであった。
 「こんにちは^^」
金髪を三つ編みに束ねたヒューマーが挨拶をした。
それに気づいたsilkyが立ち上がり、その男女に近づいていく。
 「かくかく、しかじかでこういうわけですに〜!」
状況を説明するsilky、状況を理解したのか、赤服のフォマールが頷き再び森の奥にいった。
 「ああ、申し遅れました。FAKE GUSTAVといいます^^
  さきほどの赤服のフォマールはCRANです^^」
 説明が終わるとCRANはディスクを4枚もってきてくれた。
それを手渡され、ディスク表面に書かれた文字を読み取る。
 「アンティLV7…ありがとうございます♪」
エリス達が笑顔で返事をしたディスクは、最高LVの治癒テクニックであった。
 左手に装着されたバリア発生装置兼テクニックジェネレータのディスクドライブを開き、ディスクを入れる。
この装置は誰にでもつかえるわけではなく、使用者の精神力を媒介にして発動する。
使用者の精神力がそのテクニックを使えるだけの精神力が足りない場合安全装置が働き使えない。
 それは同時に精神力のないアンドロイドでは使えないということだ。
かつて世界に存在した火や氷や雷を操るという奇跡の力「マジック」を再現した技術である。
マジックと違う点は、その目的の効果のみを発動するようにプログラムされているので、
古来の伝承のように炎や氷を自在に操ることができるという「マジック」と異なる点である。
そうこうしてる間にアンティの光がsilkyを食べたことによって混乱をきたしていた3人の状態異常を治した。
 そして、BEEシステムによるメールが通知される。
それは、その場にいる全員に向けられた内容であった…
 「総督府より通知です。至急ハンターズ一同はパイオニア2総督府内にお集まりください。」
 これは一体何を意味するのだろうか…?
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