本文へスキップ

PSO+PSU+PSO2のファンサイトリンク
Bland New Tea☆Time♪

Bland New Tea☆Time♪

このページは、管理人が書いたPSO小説となります。
(HP小説の無断転載を禁じます。)
PSO(Phantasy Star Online の略称)は、SEGAの登録商標です。
作品の著作権は、作者にあります。
なお小説の内容は、ゲームの攻略等を示す物ではありません。
小説はオリジナル要素を、多分に含みます。ご了承の上お読みください。
ご理解頂けない場合は、ブラウザバックでお戻りください。
なお小説内に登場する企業・組織・団体は架空のもので、実在する企業・組織・団体とは無関係です。

Phantasy Star Online Destiny 本編22話pso-novel

「未来に向かって」
 20分前…ハンターズ養成学校・校庭…

 「フッ!」
 一呼吸と共に繰り出す閃光。
いくらバードルが、亀のような外見を持ち皮膚が硬いといえど身体を動かす関節部分は柔らかい。
トットットッ…とフェンシングさながらの軽やかなステップで、的確にマダムのアマガサで
眼球2つと喉元を貫いていくSarah…
 E EK3 とYui HiromiそしてRenjuのランチャーによる爆発で甲羅にヒビを入れた後、Ammo Shopの
ショットガンで動きを止め HAYAMI Blueの勇者ディスカと、UooBのナックルで止めを刺していく。
元々熟練のハンターズである教官達のコンビネーションはすばらしかった。
が…緊急事態という事もあり実力のハンターズも防衛任務のために狩り出されていた。
戦況はなんとか均衡を保っているという状態を示していたが…エネミーの数が多すぎた。
 だが備蓄してある武器と防具、豊富な回復アイテムと侵攻してくる箇所が校門からのみという堅牢な造りと
防御壁のおかげでエネミーの侵攻してくる場所が破損させられた箇所からのみに限られるからだろうか
出現するエネミーの数に波があるらしく、ほんの数十秒の時間でも回復できるのはありがたかった。
 「皆さん、大丈夫ですか?戦闘不能者達の搬入急いでください!」
 『校長!医務室および1階の部屋が満員です…メディカルシステムによるフォトン供給もフォトンドライブも
 緊急用に起動していますが、もってあと10分です…』
連絡をしてきたミノの顔が、疲れと状況の困難さからか曇っている。
それだけではない、全生徒が総がかりで拠点防衛がやっとの状況では致し方なかったのが現実である。
 「なるほど…わかりました。軽症の動けるフォースの方達はフォトンドライブの死守に回ってください。
 いいですか皆さん…けっして諦めないでください。すでに策は講じています。
 精鋭ハンターズが戻ってくる時間と、策が発動するまでの時間が残り20分です。
 それまでフォトンドライブとエネルギーパイプの死守を、お願いしますね!」
 「…オオ!」
 襲撃からわずか40分の出来事である。
叩きつけられる無数の拳がゴォン!ゴォン!と反響し、ガリガリと削りとられる音がさらなる恐怖を掻きたてる
状況では、全員の士気をあげて最後まであがき続けるしかない。
一度でも恐慌状態に陥れば、堤防を破壊されたダムの如く一瞬で崩壊し死が待ち受けるのであったのである。
それを次期ハンターズ候補である、生徒全員が叩き込まれているからこそ善戦してこられているのあった。
 そして…侵入を告げるアラームが鳴り響く
 『第114波来ます!総数…500!』


15分前…総督府・科学研究室…

 こちらは、ハンターズ養成学校とは違って余裕の戦闘を繰り返していた。
 「ハッハー!リングシステムすげえな!オイ!」
 「テンションあがってきたwwwwwうはwwwww」
 ハンターズの名前からそれぞれのつけられるセクションIDと同じ色をしたリングが、警備を担当する
ギーオ、フェルス=フレイン、ウォレント、ポンコツ4名の左腕で輝いている。
 『簡易版A.N.G.E.L.S計画ver.2…マグデバイス及びIDリングとのリンク…100%…
  全属性防御+5%効果発動確認…周辺使用者のリンクボーナス…回避率+25%効果重複発動確認…
  回避率+75発動中…システムオールグリーン』
秒単位で変化するデータの海をみながら、製作物が想定通りの運用が開始されたのを確認しほっと胸を
なでおろす夕凪室長であった。
 もっとも一から製造したのではなく、英雄レッドリングリコ愛用の「レッドリング」のデータを
簡略化し一定以上のレベルを持つ者なら誰でも使用可能にした新防具の開発を行っていたのである。
だからこそ、短期間での製造も可能なのであった。
といっても、A.N.G.E.L.S計画が正式に発動確認後に作られたものであるから数はわずか7個。
さらに装備可能な人材といえば、LV100以上という世間的にも有名な超ベテランに限られていた。
マグとの親和性の問題、ハンター個人の肉体負荷の問題がボトルネックとしてあげらるため、
最低限の装備ラインがLV100以上と限定されてしまうのである。


 室長室に設置されている、総督府への直通の秘匿通話回線を使用し現状を告げる。
 「簡易版A.N.G.E.L.S計画ver.2…リングデバイスの正常起動を確認しました。
 そして簡易版A.N.G.E.L.S計画ver.3…フォトン高速チャージシステム…正常運用しています。
 戦略的A.N.G.E.L.S計画ver.4の発動可能まで残り15分となります。」
 (ふふっ…エネルギーパイプ破損させられない様に気をつけてね。
  じゃないと…どうしようもなくなってしまうからね。)
 「ご心配なく。それではご武運を…」
通話を切ると同時に、室長室の壁が粉砕される。
 「わりwwwww夕凪室長wwwwwちょっと力余ってエネミーそっちいったわwwww」
 「ついでにエネルギーパイプに傷ついて絶賛漏れてるぜ!」
 「これはひいたな…」
 「ドンビキだな…」
 「「「ハッハッハ!!!ドンマイ!!!」」」
あまりの事態に、口をポカーンと空けて一瞬の思考停止に陥った後指示をだす。
 「な!?ななな…なにやってるんですか!即座にエネルギーパイプを修復を!!!」
エネルギー供給量低下を告げる警報音が鳴り響く中、数の暴力に身を任せてエネミーの群れは
一斉に襲い掛かってくる。
 『WARNING!WARNIG!…エネルギー供給量90%に低下…80%に低下中…70%…
 敵性反応確認!!第225波…総数700!!』
 「出力が足りないのか!?」
 「誰のせいだと思ってるんですか!パイプ修理は研究員らも整備班に回します!
 戦闘員と警備の皆さんはエネミー撃破に専念してください。」


一方その頃…森エリア1

 「邪魔だあああ!カノソ流格極限奥義…裂空衝破(レックウ・ショウハ)!」 」
パァン!という音速を超えたライデンの拳の衝撃波が、エネミーの群れを吹き飛ばしていく。
大量のエネミーの群れを相手に、戦闘を繰り返すうちにライデンだけでなくゼフィール、ルル達もレベルアップ
し既に奥義をも獲得する段階までに達していた。
 「数が多すぎる…パイオニア2は大丈夫なのか?」
 「急ぎたくても…チィ!」
 大技を連発しながらの進軍速度は、歩く速度よりも遅い程の遅延ぶりであった。
数十万にも及ぶ死骸の山を踏み潰しながら進むのは、精神的にも肉体的にも辛すぎるものがある。
 「シンフォニア流奥義…百花…ウッ…」
 「エリス!大丈夫…か!?俺も…」
エリスが封印ノダチを振るうべく踏み出すと同時に、倒れ伏す。
助けるべく駆けつけたK'sもミミも、ほぼ同時に倒れこんだのであった。
 「カノ!シンフォニア家全員の様子が変だよ!
  あ、弟子達も完全にダウンした。」
 「なん…だと…!?」
肩ひざを突き剣を大地に刺して何とか倒れるのを我慢しているロイドとレナ。
体力の限界でダウンしているライデン達とは、明らかに様子が違っていた。
 「グッ…マズイ。」
 「ええっ…」
 身体と『戦乙女の加護』の銀時計から光と闇のフォトンがあふれ出し激しく明滅を繰り返す。
闇のフォトンが肉体を黒く変質させ暴走しようとし始めるのを、光のフォトンが抑え治癒をする
その度に、血が溢れ出し傷ついていく。
そう…光と闇がせめぎあい戦っている様であった。
 「ふむ…ルナ。どうみる?」
 「どう見るも何も…この大気に満ちる闇のフォトンでカノと私の力が増大しているし…
 もちろん弟子達も急激に成長を遂げている。
 しかし…逆にシンフォニア家が影響でているってところね。」
 「つまり、闇の力を吸収して光のフォトンを有利にすれば改善ってところか。」
 「そういうこと! オラ!弟子ども、立ち上がりな!
 シンフォニア家全員かついで一旦戦線撤退後、態勢立て直すよ!」
 襲い掛かるエネミーの群れから守りながらカノソとルナは喝を入れる!
攻撃テクニックや体力テクニックを発動するためのTP(テクニックポイイント)が足りないが、
闇のフォトンに適正を持つカノソとルナの攻撃力と力の上限が跳ね上がっているため、体力が無くなって
いてもギリギリ精神力のみで動いていれる状態であった。
 「全員1人ずつ担いで、生き残る…か。」
 「ひぃ…やるしかない…よね。」
 「…んだな。」
 ゼフィール、ルル、ライデンが励ましあいながら、よろよろと立ち上がる。
彼らの瞳には、まだ絶望の闇に染まってはいない。
……だがそれを嘲笑うかの如く、頭上を何度も黒い影が落ちていく。
ドラゴンの数十匹の群れであった!
先頭を一回り巨大な全身が青白いドラゴンが咆哮をあげ、最後尾を飛んでいた五匹が旋回し
カノソ達に向かって降り立った。
 「なあ…ドラゴンって単体で生息していたよね。」
 「そうだよカノ…」
 「群れで襲ってくるなんて…初じゃない?」
 「うん…」
 五匹のドラゴンは同時に咆哮をあげ、大気を振るわせる。
そして、急激に周囲の温度が下がり始める。
キンとした肌を突き刺す様な冬の気温へと…雪が降り始めると同時に灼熱の如き赤く燃え盛っていた
ドラゴンの鱗が、熱を奪われていき氷結の如き青白い鱗へと変化していく。
 「ゴガアアアアアアア!!!」
 咆哮が大気を凍らせカノソ達の地表と足首まで一瞬にして凍結し、動きが封じ込まれる!


パイオニア2…

 パイオニア2全体に取り付いたドラゴン達…否、氷を操るシル・ドラゴンへと進化を果たした群れは
巨大な鍵爪を食い込ませ…なんという事であろうか。
パイオニア2を空中高く浮かばせると一番巨大なドラゴンが首をある方向に向け咆哮をあげる。
それが合図となって、ゆっくりとだが運ばれていく。
 その目的地が近づくにつれ、どんなに感の鈍い人々全てが思い知る事になる。
運命の地へと…物語の幕開けを告げる災厄の眠りし地…
そう、「アンドロイド行方不明事件の舞台」にして「エリス達の父ロイド、母レナの消息不明の地」
東経67北緯195…災厄の目覚めと共に開いた終焉へと誘う深淵の穴へと…
過去の宿命の糸に導かれ、抗う運命にある現在に、決着をもたらさんとする未来へ向かう意思…
運命の糸車は、最終局面を彼の地にどんな図面を描き出そうとするのだろうか?
前ページに戻る「Return」                          次のページへ「Next」

HPバナー

PSO2応援バナー

inserted by FC2 system