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Bland New Tea☆Time♪

Bland New Tea☆Time♪

このページは、管理人が書いたPSU小説となります。
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PSU(Phantasy Star Universeの略称)は、SEGAの登録商標です。
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なお小説内に登場する企業・組織・団体は架空のもので、実在する企業・組織・団体とは無関係です。

Phantasy Star Universe Concert 外伝03話pso-novel

「Ark-箱舟の力-」(後編)
???…

 「ねぇ何故変わってしまったの?あんなに愛し合っていたのに…」
暗く昏く漆黒の闇を湛えたかの様に濁った瞳で少女は笑う。
その手に握られしは月光を受け銀色に光輝くナイフ…
 「楽園へ帰りましょ?お兄様…」
呆気にとられる兄に突き立てる一撃…
 「ソロル…」
少女ソロルの名を呼びし、兄フラーテルはよろめきそして仰向けに倒れる。
致命傷を負いしその口から血を吐きながらただ一言呟く…
 「Ark…」
しかし、その言葉は少女自身による叫びによりかき消される…
 (お兄様!お兄様!どうして私を裏切ったの!?)
 (私達を救うためにArkを手に入れたのに!)
自らの心の声は、言葉にならずただ口から漏れるは獣のごとし叫び声…
そして…そこで記憶が途切れる。


GRM本社ビル地下30F・実験研究用・地下特別保管室…

まりもの上におちてきたキャスト少女は何者なのであろうか?
突如、ビー!ビー!と大きく警告音が鳴り響く。
Warning! Warning! Warning! Warning! Warning! Warning!
Warning! Warning! Warning! Warning! Warning! Warning!
 『短期メモリと長期メモリの照合中にエラーが発生しました!』

起き上がったまりもが後ずさる。
 「うお…なんだ?」
ヤヨイがコロッケを食べながら少女の様子を見る。
 「コロッケうまうま。あー…まりも置き上がった時激しく頭から落としたからじゃない?」
 『これより短期メモリの開放作業を中断ののち、スリープモードを解除しメインAIを起動します…』
 『繰り返します。』
 『これより短期メモリの開放作業を中断ののち、スリープモードを解除しメインAIを起動します…』

 コロッケの匂いにつられ、ヤヨイ・M・ブルースカイに近づくシリア
 「あ!?」
 何かに躓いたシリアが、そのまま倒れ少女に頭突きする形で激しくこける。
再び鳴り響く警告音!
 『メインAI起動中にエラーが発生しました!自己診断を開始します…
  深刻なエラーが発生しました!37564件のデータ破損の可能性があります。
  記憶領域から人格AIを再構築開始…OS<Ark>をセーフモードで起動。』

むくっと上半身だけを起き上がらせる黒髪黒眼の少女。
 「…(じー」
ぼぉー寝起きのような眠たそうな周りを見回し、ヤヨイのコロッケに目を留める。
 「………(コロッケをじっと見つめ続ける」
 「あ、コロッケたべる?」
ヤヨイがソロルにコロッケを差し出すとよだれと共に目が光り輝く。
 「コロッケ…(*'ー')じゅる…」
モグモグとヤヨイの手持ちのコロッケ全てであっというまに食い尽くす。
 「私の名前は、ヤヨイ・M・ブルースカイ。あなたは?」
にっこりと微笑み少女に手を差し出し、少女を立たせる。
 「えーと…」
アゴに手をあて思い出そうと考え始める。
 (やっぱり、さっきの衝撃で記憶が消えうせたか…?)
ヤヨイ、リライズ、まりも、Kumanoko-J、シリアがゴクリと緊張から唾を飲み込む。
 「…被検体1096ソロル…」
少女ソロルは自らを思い出し、もっとも大事な人の名前を思い出そうとしていた。
 「被験体1076フラーテル…お兄様…は?」
ズキンと来る頭痛と共に、ふらつきそのまま倒れこむ。
 「死ぬなぁあああああ!!」
リライズの光る鉄拳がソロルの頬を叩き込む。
 「ちょwwおまwww止めをさすなwwwwうぇwww」
Kumanoko-Jが必死にリライズを止めにかかる。
 「え?心肺蘇生しようと…え?違う?」
全員から、白い目でみられるリライズ
 「「「「はっはっは!!ドンマイ!!!」」」」
 『システムリブート完了。』
 今度は、元気に目を覚ますソロル
 「ぇ?ゴハンはまだですか?」
ザッと全員がソロルの顔を見つめる。
その瞳は、先ほどとうってかわり赤子を思わせる程、キラキラと光輝いていた。
 「…(じー」
 (これは完全に、記憶領域が壊れたな…)
全員があきらめの表情でソロルを見つめる中、近づく多くの足音
 「まずい!逃げよう!!」
シリアが立ち上がり皆にいう。
 「でもどこへ?入り口は敵…目の前はカプセル郡しかないじゃない。」
ヤヨイが回りを見回しながら呟く。
ひょこと立ち上がったソロルが、とてとてと歩きカプセル郡の左右隅にあるパネルを見る。
 「…(じー」
それだ!と全員が声をあげる。
レリクス文字を読めるリライズとまりもが左右で同時にパネルを操作しはじめる。
 「説明書ねぇwwwとりあえず適当におせばなるだろwww」
 まりもが適当にボタンをバシバシ押し連打を始める。
ブン…と音と共にパネル前面の空間にモニターが浮かびあがる。
 「これは操作画面か…?」
 「ああ…説明を読むとそうらしい」
ガチャガチャと動かすと、今度は地面から新たなパネルが出てくる。
ただ、そのパネルは手形の形をしていた。
 「これはどうするんだ…?」
kumanoko-Jが不思議そうに見つめる。
スッとソロルがその手形に手を合わせると地下特別保管室全体が鳴動し光始める。
 『OS<Ark>起動…アプリケーション<神の箱舟>開始…』
 ゴゴゴ…と音と共にカプセル郡が左右に分かれ始める
地下特別保管室さらに奥…レリクス内部への道が開くのであった。


GRM本社ビル地下30F・実験研究用・地下特別保管室内レリクス…

 レリクス内部に足を踏み入れたその時、乾いた銃声が響く。
 「あぐっ…」
足に銃弾を受けたヤヨイが倒れこむ。
 「フフン…まさかここまで逃げられるとはね…」
冷めた瞳で睨み付けるは、青髪に黒服の女ヘルガ=ノイマンだった。
 「MARIMOシステムを使って、目覚めさせるはずのソロルまで…」
ギリッと歯をかみ締め、憎悪を湛えた瞳でシリアを見つめ発射。
 「がっ…」
腹部に銃弾を受けたシリアが倒れこむ。
 「ヤヨイ、シリア、Kumanoko-J、あなた達はここで死になさい!」
肩に銃弾を受けたKumanoko-Jがひざまづく。
 「まりも、リライズ、ソロル私達の所にもどってきなさい!」
3人にヘルガの部下達が銃を向ける。
 「お菓子でるかな…(*'ー')じゅる…」
ソロルが涎を垂らし考える。
 「これは引いたな…恐らくレリクスを使った実験用モルモットにされるぞ…」
Kumanoko-Jが痛みに耐えながら、ソロルに言う。
 「…(びくっ」
自分の体を両手で抱きしめ震えるソロル
 「「だが断る!俺達は自由に生きるんだZE!!」」
まりもとリライズが胸を張ってそう言いきる。
 「そういう事は、実際自由になってから言った方がいいわよ?」
フフンと鼻で笑うヘルガ
 「あなた達はキャストなんだし、手足を壊してもいいんだしね…」
ヘルガが左指をパチンと鳴らすと、銃弾がまりもとリライズの両腕を吹き飛ばした。
  「さて、ソロル…あなたはどうするの?」
ペロリと舌なめずりするヘルガはまるで蛇を想像させた。
 「私は…」
 「私は…自由になりたい。」
恐怖に震えながらも、ヘルガに負けじと睨み返す。
 「あらそう…?残念、おとなしく聞くように調教してあげる…」
ヘルガ達の放つ銃弾がソロルに向かう。
 <神の抱擁>を起動』
ソロル周辺の空間が揺らぎ球形の空間が形成される。
 「これは…ナノトランス現象!?」
ガーディアンズの標準装備に使われるナノトランサー
アドヴァンスフォトンを利用し空間を捻じ曲げ、多くの装備を持ち歩ける様にした技術
それがソロル周辺で展開しているのである。
 「返すよ?」
ソロルが指をヘルガ達に向けた時、空間の中で反転した弾丸がヘルガ達に当たる。
 「ぐっ…なるほど…ハウザー様が欲しがっていたのはソロルの力なのね…」
腹に銃弾を返されたヘルガがよろめき答える。
 <神の抱擁>を終了。<神の奇跡>起動』
ソロルの背中から天使の羽が現れ羽を広げると舞い散る幾千の羽。
その一枚が傷を負った場所がまるで時間が逆再生されるように、治った。
 「ちっ!ここで逃がすわけにはいかないよ!」
ザワっとヘルガの周辺に黒き闇が纏いはじめる。
ザワザワとヘルガの髪が伸び全体が変化し始める。
その青き髪は、まるで炎のごとく赤色に、そして衣装を闇そのもののごとく禍々しくなる。
 「こうなった以上、手足が無くなるだけじゃすまないよ!」
先ほどとはうってかわって圧倒的スピードでソロルで迫るヘルガ
一瞬で捕まれたソロルの左肩が一撃の元はずされる。
 「うぁ…」
ヒュンと風が吹いたと思った時、ソロルの両足が砕け散る。
 「あはははは!そうよ!!もっと泣いて私を楽しませなさい!」
ヘルガが高々と笑いながら、ソロルの頭を踏みつける。
 「おい!おばはん!!幼女をいじめるんじゃねえ!!」
まりもとリライズがヘルガの背後から声を荒げ、抗議するのだった。
 「ちょw私、幼女じゃな…」
 「あぁ!?誰がおばさんだ!!」
ソロルとヘルガ同時に抗議の声を上げる。
ヘルガが振り向いた瞬間、顔面にぶち当たるはリライズ自身。
 「おぁ…ぐぅ…卑怯な…」
 「ふははは!これぞ必殺まりも・バズーカ!!!」
腰に手をあて誇らしげに笑うまりも
 「ただ、まりもの砲台から俺を撃ちだしただけじゃ…」
リライズを、じとーとまりもを睨む。
 『アプリケーション<神の奇跡>…容量不足…能力展開を30%に固定し発動』
能力の展開に、ある程度限界があるのか、なんとかソロルの手足が動く程度に治る。
そして、はいずりながらヘルガと距離をとり、右隅にあるパネルに手を当てる
 『アプリケーション<神の箱舟>起動…Warning!  Warning…負荷率…80%』
警告音が鳴り響く中ソロルは懸命に、パネルを操作する。
Warning! Warning! Warning! Warning! Warning! Warning!
 「Ark!壊れてもいいから動いて!!」
思いっきりパネルを叩きつけるソロル
 『アプリケーション<神の箱舟>を20%で固定し発動…
  レリクス内部システムのアクセス権限を変更…』

すさまじい速さでパネルの文字が変わっていく。
 「貴様らっ!!」
ヘルガが鬼の形相でまりもとリライズをにらみつける。
 「まりも〜♪まりも〜♪たぁ〜ぷり、まりも・バーズカ!!」
倒れていたヘルガの部下達をまりもの頭部にある砲台の中にほうりこみ次々放つ。
 「なっ!?」
連続で放たれる衝撃にヘルガが左壁に叩きつけられた。
 「ふざけるな!!」
ヘルガの咆哮と共に、次々と切り裂かれていく打ち出される部下達。
 「殺す!!」
ギリギリと歯をきしませ襲いかかろうとするヘルガ!
 「はやくはやく!」
焦りから、ソロルの叫びと共にパネル画面が変化した。
 『1番から10の21乗マイナス1番までをクリア…システム完全掌握。』
ガシュ!と音と共に、ヘルガを囲む様に壁一面から銃砲が現れ攻撃を開始する。
 『防衛システム1〜300及びガーディアン<スヴァルタス>1〜20を自動起動処理』
ズズンとレリクス奥から、レリクスを守る巨大な守護者スヴァルタスが立ち上がる。
 「お願い…守って!」
ソロルの声に反応する様にヘルガに襲いかかるスヴァルタス。
 『アプリケーション<神の箱舟>を強制終了…過負荷により強制スリープモードに移行』
そして倒れこむソロルをまりもとリライズが支える。
スヴァルタスが見た目通り緩慢な動きながらも巨大な力でヘルガ達を追い詰める。
 「例え、ソロルがいなくなろうともまだ被験体1076フラーテルがいる…」
攻撃をよけながらもヘルガは叫び続ける。
 「どこまでも逃げるがいい!私達は…エンドラム機関…そしてイルミナスがお前達を…
追い詰める!!そのArkがお前達にある限り、安息の地はないと思え!!!」
狂気じみたヘルガの叫びが響く。
 「皆…逃げよう!!」
 ヤヨイの声に全員が頷き、レリクス内部に逃げこむ。
かくして一先ずの危機から逃げだすことに成功したのだった。


GRM本社ビル地下30F・実験研究用・地下特別保管室内レリクス…

 「うほっwこれはいい標識ww」
シリアが思わずそう走りながら喋った。
レリクス内部の照明が点滅を繰り返し、矢印を示す。
さらに、ヘルガを近づけさせないために、6人が通りすぎた後はドアが閉まりロックされる。
 「しっかし、この先どこにいくんだか…?」
ヤヨイ・M・ブルースカイが不安になりながらも、その先を見つめると転送装置が見えてきた。
 「なんだこれは…?」
Kumanoko-Jが驚くのも無理はなかった。
それは明らかに今までのどの部屋と比べても異質。
壁全体が脈うち光輝く、そこはまるで生物の体内にいるかのような錯覚さえ覚えた。
 「うへw」
 リライズが壁に手を触れた瞬間、おもわず手を放した。
壁がモゾモゾと虫が蠕動運動をするかのように、揺れたのだった。
そして壁から半透明のモニターが飛び出し、挨拶を開始する。
 『ここは、レリクス・Ark研究所です。転送装置前へようこそ…』
棒線3本で描かれた顔がモニターの中でニッコリと微笑む。
 『えぇーと…見かけない顔ですねぇ。』
モニターの顔が、うろんげな顔で全員の顔を見る。
 『網膜照合…音声照合…生体フォトン照合…5名の照合不一致。』
じとーと、胡散臭そうに5人の顔を見る。
 『ははーん、さては私のファンですね?』
モニターの顔の目が星形に変わる。
 「そうそう、俺ら君のファン…ってなんでやねん!」
リライズがとりあえずツッコミを入れる。
 『サインはあげませんよ!あ、手が無いんだった!』
 「「「「はっはっはドンマイ!!」」」」
 『それはそうと、おぶさっている方がスリープモードですねぇ。
  エネルギー注入!』

 ソロルの周りを囲む様に、壁一面から銃口が現れフォトンエネルギーを照射し始める。
しばらくすると、まりもの背中におぶさっていた被験体1096ソロルが目を覚ました。
 「やー…さすがに、月見ダンゴ1500個じゃぁ足りませんよ?(*'¬')」
ソロルの口から、よだれが垂れてまりもの背中がべったりしていた。
 「「「「「これはひいたな…」」」」」
モニターの顔がびっくりしてソロルの顔を見つめる。
 『照合完了…管理者と認識…ようこそ…食欲魔人様?』
 「誰が…食欲魔人ですか…」
じとーと、モニターの顔を睨むソロル。
 『ああ、すみません被験体1096ソロル様。転送装置をご利用になりますか?』
 「うん、ここから転送可能エリアは?」
モニターの顔が笑顔になり、新たなモニターが3つ出現し転送可能MAPを表示される。
 「ほほう、3惑星全部から選べるんだ?」
まりもが3惑星が表示されているを驚いてみている。
 「しかし、変ね?点滅してるの各惑星に少しと黒く光ってないのまであるし…」
モニターの顔がススッとヤヨイに近づき、ぐにゃりと曲がり会釈する。
 『ええ、なんらかの影響を受けて転送装置が現在使用不能になっているのが黒い点です。
  そして転送可能なのを表示してるのが黄色く点滅しているのです。』

モニターの顔が困った顔をして更に続ける。
 『恐らく転送が出来なくなっている場所は、老朽化かSEEDによる影響と思われます。』
 「SEED!」
ヤヨイとシリアとkumanoko-Jが、その言葉に反応し顔を向ける。
 「SEEDがなぜ!?」
 『実はですね…SEEDというモノは…』
ポテポテと歩き、モニターを見ていたソロル。
 「ニューデイズはたしかおいしいのいっぱい…(*'¬')じゅるり…」
 ポチとモニターに触ってしまったソロル
パァ…と全員が光に包まれ、一瞬で消えた。


惑星ニューデイズ…

 光が消え全員が目を開けた時、周辺の環境が一機に激変していた。
 「えーと…?」
ソロルが頭をかしげ考える。
そこはキノコが生い茂るどこかの廃村であった。
 「おーい!キノコあったぞ!!食おうぜ!!!」
まりもがいつの間にか、キノコを大量に集めてきていた。
じとーと見つめるソロル。そしてキノコを手にとり…
 「あ、まりも…それキノコフエルタケ…」
ヤヨイがそういった時、すでに遅かった。
すでに一口かじったソロルに異変が起きる。
ボボン!と共にソロルの全身にキノコが生え出した。
 「…(じー」
 「…(ばたん」
全身の状態を見てから気を失うソロル。
 「「「「「はっはっはドンマイ!!」」」」」
 「とりあえずキノコ全部抜こうw」
 ブチブチとソロルから生えるキノコを全員がむしり始めた時、一瞬太陽の光が遮られる。
 「え?」
 全員が、何事かと目を向けた時…
それはまるで黒煙をあげる黒い怪鳥…否、それはPPTシャトルであった。
高速で近づいてくるPPTシャトルの側面に突き刺さっているのは小型のSEEDが見える。
 「みんな!!よけろー!!!」
kumanoko-Jの叫びと共に四散する5人。
ただ、その真ん中にソロルだけが残されていた。
なんとか減速をしながら、着地を心みるPPTシャトル
 着陸用の車輪がなんとか出て着陸に成功するが、勢いをついたままのシャトルがそのまま
突き進みソロルを吹き飛ばす。
 「死んだな…」
 マリモがボソリと呟く。
鈍く重い音が響きソロルの激しくきりもみ回転で吹き飛ばされていく。
 『損傷率70%を突破…<Ark>のリミッターを解除し<神の抱擁><神の奇跡>を強制合成処理開始…
  Warning!合成処理不可…アプリケーション
<十戒>の強制発動…
  プロテクト解除コード入力開始……
「第一コード:主が唯一の神であること」…成功。
  LV1プロテクト解除…アプリケーションの合成発動の許可。
  
<神の抱擁><神の奇跡>を合成し<神の祝福>を発動』
  吹き飛ばされた破片を<神の抱擁>で一点に集め、<神の奇跡>で再生復元を開始する。
衝撃によるダメージの影響か、2つの能力を合成するに伴う過負荷なのか…
あるいはその2つともの影響からか、ソロルから最大音量の警告音が鳴り響く。
Warning! Warning! Warning! Warning! Warning! Warning! Warning!
Warning! Warning! Warning! Warning! Warning! Warning! Warning!

 『OS<Ark>に深刻なエラーが発生!141437564件のデータ破損の可能性があります。
  長期メモリーに深刻なエラーが発生!700ZB(1ゼタバイト=10の21乗)の記憶が破損
  および断片化した可能性があります。(CD-ROM約100兆枚分?)』

警告音がなり響きながらも、ソロルの体が完全に再生復元され終わった。
 『機体の再生復元を完了…短期メモリと長期メモリの照合…エラー…』
  OS<Ark>再起動…エラー…再構築開始…システムリブート…完了』
  診断チェックの結果:使える能力が、限りなく制限されます。』
  レリクス・Ark研究所でバックアップデータを再インストールしてください。』

警告音が停止しソロルが、ムクっと立ち上がった。
 「…(ぼ〜」
寝覚めの様にボーとしだしたソロル。
 (ドンマイどころじゃないな…)
全員がソロルが注目するなら、PPTシャトルから出てくる影が2つ
 「アルの操縦のへたくそ!」
 「や、突然SEEDが襲撃したらしかたないですよ…」
 「口答えする気…?」
口論するガーディアンズと見られる2人を見つめるヤヨイ達。
 「あれ?」
 小柄な体躯に青と白を基調としたブレイブスジャケットに白と黒のゴジゴッジショートパンツ
というラフな格好をしたニューマンの少女がPPTシャトルから辺りを見回す。
状況を再確認し慌てて轢いてしまったソロルの元に駆け寄る。
 「ねえ、だいじょぶ?」
 「お腹が空きました…」
ヨダレをたらし少女を見るソロル。
 「ゆっちゃんが作ってくれたお弁当ならあるよ?」
ナノトランスを起動し、お弁当を取り出すとソロルが一瞬で弁当をうばいとり食べ始めた。
 「…(=ω=)」
 「んー、元気そうね。」
そして、辺りを見回すとソロルの傍にいた5人が集まり始めた。
 「あなた達は?」
ヤヨイが少女達2人に質問する。
 「私は、ガーディアンズ機動警備部に所属のフィー・イェルハルト
小柄な少女はニッコリと微笑み自己紹介する。
 「同じく機動警備部所属の、アルベルト・マルガノフと言います。」
年若い入りたてのガーディアンズを思わせる青年が紳士的に自己紹介した。
 「私は、GRM本社ビル所属・特別治療救命医件科学者のヤヨイ・M・ブルースカイ」
メンバーの中でリーダー格と見られるヤヨイが説明すると次々自己紹介が始まる。
 「同じGRM本社所属のkumanoko-J」
6人の中で一番背の高いkumanoko-J
 「同じくGRM本社所属のシリア」
豊満なボディに白い帽子を被った女性キャスト、シリア
 「気づいたらキャストなんだぜ!俺はマリモ!」
ビシっとポーズを決めるまりも
 「同じく気づいたらキャストになってたさ!リライズだ!」
まりもと左右逆のポーズを決めるリライズ
 「「決まったな!」」
両腕を組合い、笑顔でガッツポーズを決める2人
 「もぐもぐ…(じー)…もぐもぐ…被検体1096ソロルです…もぐもぐ…」
なんとも可愛らしいポーズで食べるソロルを見つめるフィーであった。
 「萌えたwwソロルちゃんお持ち帰りしたいわーw」
目が獲物を見つけた獣のごとくフィーのキラリと光った。
 「…(びくっ」
ささっとヤヨイの後ろに身を隠すソロル。
 「あ、アイスキャンディー食べる?」
 「…(ふらふら」
食べ物に心がひかれたのかフィーに近づいていくソロル
 「ほっほっほ(=ω=)」
 その時、PPTシャトルに取り付いていたSEEDの殻が花ひらいた。
そこから生まれるは異形の存在SEED・ヴァンスが現れる。
 「ギシャアアアア!!」
触手を地面に突き刺さし、地面から触手による心みようとする!
ヒュン!と唸るは一筋の疾風。
パアン!と空気が弾ける音がしたかと、思うとソロルを襲おうとした触手を弾く。
高速で繰り出すフィーの鞭は、音速を超えSEED・ヴァンスの触手をことごとく叩き落とす。
恐れをなしたのか、SEED・ヴァンスが地面にもぐろうと逃走を図った時…
 「甘い!(=ω=)」
フィーの鞭がSEED・ヴァンスを絡めとり空中に浮かせる。
 「滅びろ!ヴィウィ・ダンガ!!」
 音速を超えて繰り出される衝撃はさながら剣のごとくSEED・ヴァンスを切り刻む。
ボロボロの紙くずの様になったSEED・ヴァンスを回転しつつ横に薙いだ最速最大の一撃が
完全にSEEDを完全に粉砕した。


一時間後…

 ヤヨイ達の現状の説明を聞くフィー達。
もうGRMに戻れなさそうな事。
ソロル、まりも、リライズがエンドラム機関・イルミナスに狙われいている事などを話ていた。
 「エンドラム機関って軍部の中でも秘密とされている組織ですね。」
神妙な顔で、話をきくアルベルト。
 「おまけに、ヒューマン原理主義者といわれているイルミナスも狙ってるってわけね。」
ソロルを膝だっこしたままフィーが答える。
 「現状から考えるに、この案件は私達には荷が勝ちすぎているわ。」
フィーの考えに頷くアルベルト
 「あなた達をガーディアンズで保護の下、上司と上層部に報告した方がいい。」
きょとんとするソロルの頭をナデながら、フィーがウインクする。
 「ヤヨイさん達仕事が無ければ、ガーディアンズになるって事もできるしね♪」
ジーとフィーの顔を見つめるソロル
 「私もなれる?」
 「もちろん('∀')」
パァと笑顔になるソロルを抱きしめるフィー
かくして彼らの未来は、新たな道をみつけた。
彼らの新しき道を照らすのは、光か?闇か?
それは、まだ誰にも分からない…
ソロル達とエリス達レミ達が出会いし時、新たな物語が紡がれる事であろう…
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